2025年5月よりオンエアが始まったダイハツ「ROCKY」新CM『気持ちのいいSUV 港町』篇。
吹奏楽の旋律に合わせて2台のROCKYが海岸線を駆け抜ける本作は、大人になった私たちの“原風景”を巧みに呼び覚まします。雨粒のきらめきを抱いたフィルムの粒子、潮の匂いを感じる雑賀崎の家並み、そして由良町の静謐な入江。
その美景を「自分の目でも確かめたい!」という声が続出中です。
本記事では“海(湖)魚港”と“橋”という2大ロケ地を深掘りし、アクセス・ベストタイム・撮影裏話を徹底解説。さらにQ&Aとまとめで、訪問前の疑問も丸ごと解消します。
さあ、フィルム越しの旅を現実に変える準備を始めましょう!
ダイハツcmロケ地【2025】海(湖)魚港はどこ?
CM冒頭、トランペットの軽快なアタックと共に広がる青い入り江――そこは和歌山県日高郡由良町の由良漁港です。
湾をぐるりと囲う半島が天然の防波堤となり、雨天でも水面は鏡のように静止。“雨でも映える港”という珍しい条件が、今回フィルム撮影を決断した大きな理由だと言われています。
漁港の岸壁には潮に晒されたロープや白い浮き球が等間隔で並び、遠景には石灰石の岸壁と点々と立つ白亜の灯台。そこへターコイズブルーのROCKYが滑り込むことで、人工物と自然、最新SUVと昭和レトロが絶妙なハーモニーを奏でます。
CMでは切り取られなかった裏路地も見どころ。漁師町ならではの木造平屋と石畳が続き、時間旅行感を味わえます。
・昭和レトロな倉庫とネオクラSUVのコントラスト
・灯台・石灰岩・漁船が織り成す三層の奥行き
撮影では波止場からローアングルでROCKYを捉えることで水面リフレクションを強調。
港のノスタルジーが一層濃くなります。
実際の部活で使用する楽器を持ち込み、現地でリハーサルしてから本番に臨んだため、リアリティのあるブレス音まで拾えたそうです。
由良漁港が選ばれた3つの映像的価値
第一に、360°を海と山で囲まれたロケーションは遮蔽物が少なくドローン旋回が容易。第二に、港湾設備の大半が昭和中期に整備されており、経年変化した木造倉庫が“懐かしさ”を色付けます。第三に、地理的に黒潮の分流が入り込みにくく、プランクトン濃度が低いため水色がエメラルド寄り。この“雨でも濁りにくい海”がフィルム撮影を後押ししたのです。
次章では、画面後半で目を奪う“孤高のアーチ”奥和歌大橋へ話を進めます!
ダイハツcmロケ地【2025ロケ地】橋はどこ?
CM中盤から終盤にかけて、2台のROCKYが並走する場面の主役――それが和歌山市雑賀崎の奥和歌大橋です。
地元住民からは“雑賀の白アーチ”とも呼ばれ、漁師町の入り江を一本で跨ぐ全長196mの鋼製ランガー橋。山肌にへばりつく家並みと対比して屹立する姿は、“孤高の展望台”の異名にふさわしい存在感を放ちます。
彼がハンドルを握るシーンでは、わずかな路面の水溜まりがローリングシャッターの歪みと相まってスピード感を演出。疾走と同時に吹奏楽のクレッシェンドが重なり、視覚と聴覚が一体化するカタルシスを生みました。
・夕陽が差すとアーチ内部が黄金のトンネルに変化
・夜は漁火と街灯が揺らめく星屑ロード
撮影クルーはレール付きカメラカーとドローンを同時併用。カメラカーが橋上を時速40kmで走行する間、ドローンは橋脚下1mを水平移動。双方の映像を編集段で合成し、視点が水面から一気に車内へ切り替わる“シームレス・トランジション”を実現しています。
奥和歌大橋は“映像映え”の宝庫
奥和歌大橋の魅力は、海・空・街並みの3レイヤー構造にあります。手前に波しぶき、中景に白いアーチ、背景に雑賀崎の家並み――この“三段オチ”がレンズに深度感を与え、実際より広大な空間を感じさせるのです。また海風が強いため雲が刻々と形を変え、短時間で多彩な色温度を撮影できるのもPVやMVに重宝される要因。聖地巡礼ブームが過熱する前に訪れておきたい場所と言えるでしょう。
続くQ&Aセクションでは「どうやって行くの?」「駐車場は?」など実用情報を一挙公開!
よくある質問(Q&A)
「行き方は?」「混雑は?」「雨の日も楽しめる?」といった疑問を徹底網羅!これを読めば旅支度は万全です。
・駐車場&混雑回避策
・撮影マナー&雨天プラン
Q1:公共交通は?
和歌山駅→南海和歌山市駅(電車で5分)→雑賀崎行きバスで40分。「雑賀崎遊園」停下車後、坂道を10分で奥和歌大橋。由良漁港へは紀勢本線「紀伊由良駅」から町営バスで15分。
Q2:車で行く場合は?
阪和自動車道「和歌山IC」から国道42号を経由し約40分。雑賀崎の展望駐車場は無料9台のみ。早朝7時台に満車になるので注意。由良漁港は漁協共用駐車場を利用、17時以降は出入り不可。
Q3:撮影マナーは?
漁港は作業エリアに立ち入らない。
Q4:雨でも楽しめる?
CM同様、雨天こそ海面が鏡となり映え度アップ。撥水レンズフィルターを用意すると写真がワンランク上がります。
聖地巡礼ブームを地域の力に変えるには?
聖地巡礼で最も問題視されるのは“交通渋滞”と“生活圏侵入”。雑賀崎では住民団体がQRコード付きマナーガイドを配布し、SNS発信を推奨する代わりに駐車場シェアリングを推進。由良町は「雨でも映える港」を逆手に取り、梅雨期限定の夜間ライトアップを実施。オフシーズンの交流人口を創出し、観光と漁業のバランスを取っています。巡礼者が地域経済を支える“ファン消費”へ進化する好例と言えるでしょう。
まとめ
由良漁港の静謐な水鏡と奥和歌大橋の孤高のアーチ――二つの舞台は、雨天フィルム撮影という冒険を支え、“懐かしさ×最新SUV”の化学反応を最大化しました。
吹奏楽の原体験を呼び覚ます音色、潮と雨が混ざった匂い、白いアーチを抜ける解放感。画面越しに感じた五感を、今度は自分の足で確かめてみませんか?公共交通とマナーを守れば、地域も巡礼者もウィンウィン。
雨粒がカメラに描くボケ玉とともに、あなたの心にも粒立つ思い出が刻まれるはずです。では、ROCKYのキーをポケットに、雑賀の空へ踏み出しましょう!
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